№104<質問>
コロナ時代で、テレワークが進んだことで女性のK字化(収入格差)が拡大・・・
<アドバイス>
確かに、コロナ時代でテレワークが一挙に進み、職務内容と求めるスキルを限定して採用する雇用形態である”ジョブ型雇用”に移行していますが、女性がそれによって、働きやすいかどうかは長短があります。
メンバーシップ型雇用とは
日本で主流の雇用形態です。
雇用保障につながりますが、専門特化育成をされていないために、今のような激変する社会では、転職が難しく、また、テレワーク形態にむきません。いわゆる”就社”です。
ジョブ型雇用とは
海外企業で主流の雇用形態です。
勤務内容等を明確に定めて、雇用契約を締結し、年齢や勤続年数は関係なく、その人自身の実力・スキル・成果が重要視されます。いわゆる”就職”です。
また、2020年からスタートした”同一労働同一賃金ルール”という、仕事の内容によって賃金が決まるこの仕組みはジョブ型雇用だからできることです。
そのため、パート、正社員で賃金が違っていたことが、テレワークになることで、”同一労働同一賃金ルール”が進みます。
これは、環境ハンディのお多い女性にとって、メリットとも言えます。
しかしながら、学歴やスペシャリストの知識や経験を持っている女性はまだまだ、少ないのが現状なため、収入格差がさらに広がる女性労働者の二極化が進行(「高賃金の正社員」と「非正規雇用者」が増加)を現す言葉の”K字化”が進む懸念もあります。
【参考、引用】
1)パーソルキャリア,アフターコロナで変わる働き方~「メンバーシップ型」から「ジョブ型」雇用への移行~,2020年07月01日
2)MS-Japan,メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に企業の移行は進むのか?アフターコロナで変わる働き方,2020年12月7日
3)あるある人事プラス、女性労働者が二極化、June 25, 2005
【今回の関連質問箱№】
●女性活躍推進(その他)
№191、178、150、131、117、104、92、89、81、75、59、50
●その他(関連NEW WORDS)
№ 132、104、101、67