質問
せっかく女性初の課長に抜擢いただいのですが、失敗とご迷惑の連続になってしまっています。
経験不足と私がこれまで、自分が本当に課長なると思わず、先輩課長の言動をしっかりと見ていなかったことが、大きな要因です。
自分としてはやれているつもりだったけど、”立場を背負った”交渉を、実はやっていなかったこと。
正当性を前面に、根回しも相手の立場も考えずに意見を主張したこと
経験不足から、自信がなく、相手からガツンと言われると、尻込みしてしまったこと
周囲の目を気にして、判断を誤ったこと
女性活躍推進は、必要だけど、私みたいに心身ともにボロボロになる人を増やさないでほしい。
アドバイス
経験がなく場を与えられた貴女の苦労わかります。
私も25歳での意図せずに流れでの起業でしたので、ご苦労良くわかります。
あの国会議員の稲田 朋美代議士も”女性議員が永田町の壁を砕く!”で書かれていますが、 防衛大臣に就任して、1年で辞任に追い込まれたことに マスコミや国会答弁 先輩や同僚議員、野党議員との接し方はもちろん、 反省の連続で、未熟だからこそ気がつかない、経験不足からくる自信のなさ、官僚と信頼関係の築き方、官邸の意向を気にして判断を誤ったことなど、 たくさんの失敗と挫折があったそうです。
でも、彼女は、政治家としてのキャリアとしてはマイナスだったかもしれないが、挫折があったからこそ気がついたことがあまりに多かったこと。
そして、挫折の痛みを知ることで、人の痛みも受け止めることができるように、辛かったけど、良い経験をさせてもらったと、著書で言われています。
私も同じです。 管理職経験も営業や人との交渉、ノルマへの責務も経験したことがなかったので、15年位は、悪戦苦闘で日々、反省と学びでした。
だからこそ、今は、いつも笑顔ですねと言ってもらえるし、人の失敗や嫌なことをされても受け止められるようになりました。
今は、辛いこともあるかと思いますが、受けたことを”後悔”ではなく、”良い経験”におきかえましょう。
そして、必要なことは、会社に女性管理職育成のための”仕組み作り”が必要ということです。 お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。
資料出所: 女性議員飛躍の会. 2020. 女性議員が永田町の壁を砕く!. 成甲書房.