№138<質問>

「男の育児休暇率を上げろ!」と言われても、男が育児休暇制度で家にいても、かえって夫婦関係がギクシャクしたという話が聞かれます・・

<アドバイス>

男性の育児休暇で、女性が「助かる!」「うれしい!」と感じてもらうためには、実家や企業が現実に即した指導を行わなければ、かえって、夫婦間の亀裂につながってしまいます。
育児休暇に制度はどんどん充実し、「#出生時育児休業」が、早ければ2022年10月にスタートし、
企業に対して、男性社員への育休取得の働きかけを”義務”付けになっています。
なので意外にも、2019年にユニセフが発表した”#先進国における家族にやさしい政策ランキング”で、
父親の育児休業制度の充実は世界1位になっています。
が、日本の男性の育休取得率は、たったの7.48%…。
企業としては、男性の育休取得率を上げたいけど、上がらない理由があります。
年配の男性の理解不足はもちろんですが、男性本人の家事や育児スキルが著しく低いや女性のホルモン変化など特性を知らないことが大きい要因です。
男性の育休取得率を上げる解決策として、
単に「給付金制度を作る」や「取得しろ!」ではなく、
家事や育児はもちろん、女性のホルモン変化など特性を学ぶ受講支援が重要です。
単にお手伝いではなく、
●女性と同等とは言わないにしても、それなりの家事、育児スキル
●妊娠・出産でホルモンバランスが大きく崩れることで、マタニティブルー、産後うつ、育児うつの理解とフォロー
●授乳での睡眠不足、育児疲れの理解とフォロー
がないと、せっかくの女性や子どものための男性の育児休暇が、夫婦喧嘩のもとになってしまいます。
こういった男×女の特性を理解した、女性管理職育成や女性活躍推進のための”仕組み作り”が必要です。 お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。

参考
1)厚生労働省,男性の育児休業取得促進等に関する参考資料集
2)turnup徳島,男性育休取得のメリットと注意点,2021年3月9日
3)Beyond編集部,男性の育児休暇取得の現状とメリット・デメリット、支援や給付金まとめ,2020年6月16日
4)COE LOG編集部,育児うつ?育児疲れ? セルフチェックとスグに試せる対処法,2020年6月3日
5)ユニセフ イノチェンティ研究所,子どもの権利と開発に関する諸問題について調査,2016年