№162<質問>
私の女性上司は、クイーンビー症候群(女王蜂症候群)で、部下は疲弊してます・・
<アドバイス>
女性の上司から部下への厳しい評価や攻撃は、ミシガン大学の心理学研究者グラハム・ステインズ他が提唱した「クイーンビー症候群(女王蜂症候群)(Queen Bee Syndrome)」と言われています。
“クイーンビー”になりがちな女性は、男社会の中で必死で頑張って成功を手にした女性が多いと言われています。
女性と男性では、集団内の攻撃の仕方は大きく異なると言われています。
男性に比べ力の弱い女性は、攻撃の仕方として、人間関係を利用した間接的な攻撃をすると言われています。
例えば、悪い評判を流したり、無視をするなど、攻撃対象を孤立させるような手法をとるのが女性の攻撃の特徴です。
戦いの中で勝ち取った地位の女性は、培った経験からの持論を強要してしまうので、部下に過度のプレッシャーや鬱陶しく取られてしまいます。
また、「親分肌の女性上司はいいけど、姉御肌の女性上司はイヤ」2)という話があります。
姉御肌上司は、
「こうしなさい、ああしなさい。これはダメ。それは違う」
と自分の経験に基づき、あれこれ事細かく、指示を出してしまいます。
親分上司は、
「最後は私が責任とるから、自分の思ったとおりにやってきなさい!」
と太っ腹に、まかせたからには細かく指示出ししません。
姉御肌上司は、
良かれと思って言っているケースも多いのですが、
価値観の押し付け
故意に人格を否定するような言動
その日の気分によって言っていることが変わる
ため、部下や関係者は心身共に疲弊してしまいます。4)
女性上司の皆さん(私も)、気がつかないうちにクイーンビー症候群(嬢王蜂症候群)になってしまっていないか、たまには、振り返ってみないといけないかもです。
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【参考、引用】
1)細田 千尋,日経Woman President,なぜデキる女性上司ほど女性部下を攻撃するか,2019.11.11
2)河合 薫,日経ビジネス,「女王蜂」上司が女性部下を潰す不都合な真実,2018.3.6
3)シェリル・サンドバーグ,Facebook COO,リーン・イン:女性、仕事、リーダーへの意欲,2013年3月
4)ICTキッズ,女性リーダーに見られるクイーンビーシンドロームとは,2020/02/20
【今回の関連質問箱№】
№143、73、29
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