№115<質問>
男性も女性も「異性」は低く評価しがち
<アドバイス>
自分は違うと思っていても、”無意識”に性別でバイアスを作っている人が多いという調査結果が出ています。
これは、男性だけではなく、意外に女性も同じです。
「男性の上司が、女性部下よりも、男性部下を高く評価する傾向がある」だけでなく、「女性の上司も、男性部下よりも、女性部下を高く評価する傾向がある」という研究発表があります。
つまり、「女性管理職が少ない」→「男性上司が女性部下を評価するケースが多い」→「女性が男性同僚と比べて低めに評価される」→「女性が昇進しにくい」→最初に戻り、「女性管理職が少ない」の女性が活躍しにくいループになっているのです。
解決には、”クオータ制”という強制的に女性の登用を義務付けることで、女性管理職を増やさないと、女性が評価される状況になりにくいということです。
必要なことは、こういった男女の特性を理解した、女性管理職育成や女性活躍推進のための”仕組み作り”が必要ということです。 お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。
参考
Varma, A., & Stroh, L. K. (2001). The impact of same-sex LMX dyads on performance evaluations. Human Resource Management, 40(4), 309-320.
パーソル総合研究所,ネジメントにおける無意識な偏見(アンコンシャス・バイアス),2020年12月
katsuhiko yoshikawa,人事評価や昇進における男女差についての研究,2019年5月