№163<質問>

【SDGsジェンダー平等を実現】で取組みは進んでいるのに『ジェンダーギャップ指数』120位はなんで?

<アドバイス>

【SDGsジェンダー平等を実現しよう!】なのに、『ジェンダーギャップ指数』156カ国中120位に関して、
「え!けっこう組織として取り組んでいるのに・・・」
と、思われる方も多いかと思います。

まず、【SDGs(エスディージーズ)】を簡単に解説します。
「持続可能な開発目標」、つまり、先進国と発展途上国など、地域の偏り関係なく目標達成できることで、理想的な社会を目指す取り組みです。
取り組み内容としては、環境目標、ジェンダーレスの社会の実現、途上国における貧困問題・初等教育の達成など17つの目標を掲げ、国連が採択した世界共通の目標です。

次に『ジェンダーギャップ指数(GGI)』とは、
教育/経済/保健/政治の4分野で構成されています。
部門別に見ると
政治 147位
経済 117位
教育 92位
健康 65位
総合 120位
政治と経済が特に低いことがわかります。

個々の査定方法は、
経済分野
労働参加率
同一労働における賃金
推定勤労所得
管理的職業従事者
専門技術の男女比
政治分野
国会議員、閣僚、最近50 年における行政府の長の在任年数の男女比

日本でも、企業における支援制度がそれなりに充実し、結婚や育児で仕事を辞める女性は減っています。
それでも、性別による役割分担意識が根強く残っているため、仕事を辞めざるおえない女性が諸外国と比べて中々減りません。
また、職種区分で正社員や総合職は男性が多く、女性は、一般職やパート、アルバイト、派遣が多く、したがって、収入や昇進に大きな差になってしまっている日本の雇用慣行が影響しています。
そのため、正社員の男女は、女性は男性の約75%です。

SDGsの目標達成を通して、社会に貢献している企業と認識されます。
特に「ジェンダーレス社会の実現」は、日本社会全体が抱える課題のひとつですので、取り組みは、企業ブランディングにも役立ちます。

こういった、『SDGsの難題解決”ジェンダー平等を実現”』には、男×女の特性を理解した、女性管理職育成や女性活躍推進のための”仕組み作り”が必要です。 “男×女活用®で、経営革新”を提供する お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。

【参考、引用】
1)外務省,SDGsとは?
2)chatwork,SDGs(エスディージーズ)とは?SDGsを簡単にわかりやすく解説,2021/04/26
3)カオナビ,ジェンダーギャップ指数とは? 構成要素、日本の順位、指数が低いことによる問題、改善の取組例について,2021/05/25
4)世界経済フォーラム,グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書

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